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菅首相長男接待

総務省幹部が「東北新社」に勤める菅首相の長男から接待を受けていた問題。特別扱いの構図が浮かび上がりました。

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かつては「生活者目線」強調 山田広報官はどこで変わったのか

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衆院予算委員会で答弁に臨む山田真貴子・内閣広報官=国会内で2021年2月25日午前9時25分、竹内幹撮影
衆院予算委員会で答弁に臨む山田真貴子・内閣広報官=国会内で2021年2月25日午前9時25分、竹内幹撮影

 「公務員の信用を損なうことになり、深く反省している」。25日の衆院予算委員会で、菅義偉首相の長男正剛氏が勤める放送事業会社「東北新社」側から、総務省在職中に飲食接待を受けたとして陳謝した山田真貴子・内閣広報官(60)。1人当たりの接待額が7万4203円という高額さは「一般の家庭であれば1カ月の食費」とも国会で追及されたが、過去のインタビューでは「生活者であること」を強調していた。華々しい経歴を築いてきた山田氏は、どこで変わってしまったのか。【野村房代/統合デジタル取材センター】

安倍政権で注目「女性活躍」象徴的存在

 山田氏は早稲田大法学部を卒業後の1984年に旧郵政省(現総務省)に入省。情報通信分野が長く、2013年11月に女性初の首相秘書官として、安倍晋三前首相に起用されたことで注目を浴びた。首相秘書官は、財務省や外務省、警察庁など各省庁から送り込まれたエリート中のエリートが集まるポストだ。

 その後も、順調に出世街道を駆け上がった。総務省官房長、情報流通行政局長などを経て、19年7月から20年7月まで総務審議官を務め、退官。同年9月、かつて総務相を務めた菅義偉首相によって、女性初の内閣広報官に起用された。安倍政権から掲げられてきた「女性活躍」の象徴的存在といえる。

 首相秘書官当時、14年度の入省希望者に向けた「総務省採用案内」には「先…

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【菅首相長男接待】

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