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森五輪組織委会長辞任

東京オリ・パラ組織委員会の森喜朗会長が女性蔑視発言から辞任。五輪憲章にも背く発言に、国内外から批判が集まりました。

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「体を近づけたら票に」 最年少の女性市長が明かすハラスメント

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インタビューに答える徳島市の内藤佐和子市長=徳島市幸町2の市役所で2021年2月10日午後2時35分、松山文音撮影
インタビューに答える徳島市の内藤佐和子市長=徳島市幸町2の市役所で2021年2月10日午後2時35分、松山文音撮影

 有権者らからのハラスメントに悩む女性政治家は少なくなく、女性の政界進出が進まない要因の一つとも言われている。昨年4月の徳島市長選で初当選し、史上最年少の女性市長となった内藤佐和子氏(36)は「『女を使う』ことを求められたり、容姿について中傷されたりした」と自らの被害体験を明かす。市政運営の難しさを率直に語る一方、「政治家が女性の職業としても当たり前になるよう、私たちの世代でジェンダーギャップの社会を変えていかなくては」と力を込める。【牧野宏美/統合デジタル取材センター、松山文音/徳島支局】

「街がだめになる」と出馬を決意

 ――そもそも市長選に立候補した理由は何ですか。

 ◆「このままではこの街がだめになってしまう」という危機感からです。東京に住んでいた12年前に同窓会があり、徳島市に帰省した際、かつてにぎやかだった中心地の商店街の人通りの少なさに衝撃を受けました。10年前に帰郷してイベント企画など街づくりに携わるようになりました。徳島県や市の審議会委員を複数務めるなどして、市長選の前年にあった市議選の時も少しだけ出馬は検討しました。その時は結局立候補を見送りましたが、市長選では出馬表明していたのが現職のみで、無投票になりそうな情勢になっていました。「今、若い世代が立ち上がらないと」と決意し、告示2カ月半前の昨年1月に出馬表明しました。

 ――家族の理解は得られましたか。

 ◆両親に「出馬したい」と伝えたら絶句されましたが、反対されることはありませんでした。もともと私の問題意識…

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【森五輪組織委会長辞任】

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