2・26事件から85年 決起した青年将校、遺族ら参列して追悼

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処刑された青年将校らの墓に手を合わせる今泉章利さん。父の義道さんは事件の中心となった青年将校に突然決起を告げられ、部下の兵を守るためにやむなく参加したという=東京都港区元麻布1の賢崇寺で2021年2月26日、栗原俊雄撮影
処刑された青年将校らの墓に手を合わせる今泉章利さん。父の義道さんは事件の中心となった青年将校に突然決起を告げられ、部下の兵を守るためにやむなく参加したという=東京都港区元麻布1の賢崇寺で2021年2月26日、栗原俊雄撮影

 日本近現代史上最大のクーデター未遂となった「2・26事件」から85年となる26日、東京都内の2カ所で追悼式と法要が営まれ、決起に参加した青年将校らの遺族が参列した。殺害された人たちや死刑となった将校らの冥福を祈った。

 午前10時、東京・渋谷税務署脇にある慰霊像の前で追悼式が開かれ、今泉章利さん(71)らが参列し花や線香を手向けた。像は1965年、青年将校らの遺族団体「仏心会」が建立し毎年追悼式を行ってきた。周辺はかつて陸軍刑務所で、クーデターに失敗した将校らはそこで銃殺された。

 今泉さんの父義道さん(95年没)は事件当時少尉。決起に加わり禁錮4年の判決を受けた。半世紀近く慰霊に関わってきた今泉さんはこの日も線香を手向け、「当時は政治や経済、社会などさまざまな矛盾があった。若い人にはそうした当時の背景を知ってほしい」と話した。

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