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現代の冒険/下 自分乗り越えるリアルRPG=冒険家・春間豪太郎

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チュニジア南部の砂漠。ドローンの自動追尾機能により撮影。相棒のラクダ「シャムス」(太陽)と共に横断した=筆者提供
チュニジア南部の砂漠。ドローンの自動追尾機能により撮影。相棒のラクダ「シャムス」(太陽)と共に横断した=筆者提供

 冒険について書く前に、まずは冒険家としての自身のスタイルに触れておこうと思う。

 これまでは、ラクダに乗って砂漠を横断したり、インコと共にヨットで日本を一周したり、ロバや鶏たちと共に野宿旅をしたりしてきた。ゴールは山頂や南極点等の地理的意義がある場所ではないし、ゴールすることよりも動物の健康や安全を優先する。また、ただ進むだけではなく、道中訪れた村で仲間の鶏が産んだ卵を売ったり、ソーラーパネルで充電可能なパソコンを使い、ネット経由で海外から仕事を受注し生計を立てたりもする。

 日本にいる間に行うスキル習得も冒険の一部だと考えている。非常時に動物の治療ができるようにと臨床に特化した医療系の国家資格を取得したり、安全な航海のために気象予報士の試験に合格したりしてきた。そして、冒険中に出会う人々とのコミュニケーションはこのスタイルの冒険の核になり得るので、その国で話されている言語は出発前に必ず習得しておく。これまではフランス語やロシア語等を話しながら冒険をしてきた。もちろん…

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