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攻撃的な走塁を仕掛ける「機動破壊」が有名だが、昨秋の関東大会はひと味違った。出場15校のうち、本塁打を放ったのは健大高崎だけ。4試合で計8本塁打を放ち、決勝も延長十一回に2本塁打で勝ち越すなど強力打線を印象づけた。
転機となったのは約2年前、2年生が入学直後に行った強化試合だった。準決勝で強豪・前橋育英に3―4で敗れた。残塁11と好機に凡打を繰り返し、「打てなければ勝てない」と痛感した。当時4番だった主将の小沢周平(2年)は「自分も満塁のチャンスを2回も潰してしまった。どれだけ打ち勝てるか、課題が明確になった」と振り返る。
直後から、選手たちは目の色を変えて打撃強化に取り組み始めた。全体練習後の自主練では、コーチから「そろそろやめなさい」と言われるまで打撃練習を続けた。青柳博文監督(48)は「打つのが好きな選手たちが多いので、あまり口を出さずに伸び伸びとやらせている」と話す。
さらに一昨年の春には、強打で知られる盛岡大付(岩手)のコーチだった赤堀佳敬さんが健大高崎のコーチに就任。2年生は入学時から、盛岡大付で実践されていた好投手攻略のための独特の打撃法を教え込まれた。体のひねりなどを使った打撃理論に赤堀コーチがアレンジを加え、体の使い方などを分かりやすく解説。昨秋にチームトップに並ぶ17打点を稼ぎ出した桜井歩夢(2年)は「ボールとバットの接点が広くなることで、安打になる確率が上がった」と効果を実感している。
2年生33人は、入学時からの本塁打数が練習試合も含めて計230本を超える。「全国レベルの投手から本塁打を打つつもりで打席に立つ」と小沢。健在の「機動破壊」とともに、新たに手にした強打で初の頂点を目指す。【尾形有菜】=つづく
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