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学術会議任命拒否

日本学術会議が推薦した新会員候補6人を菅首相が任命しなかった。極めて異例の事態の背景や問題点を追います。

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学術会議・梶田会長「任命問題の対応に苦慮」 井上担当相と面会

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日本学術会議の梶田隆章会長と会談後、報道陣の取材に応じる井上信治・科学技術担当相=東京都港区の日本学術会議で2021年2月27日、池田知広撮影
日本学術会議の梶田隆章会長と会談後、報道陣の取材に応じる井上信治・科学技術担当相=東京都港区の日本学術会議で2021年2月27日、池田知広撮影

 日本学術会議の梶田隆章会長は27日、井上信治・科学技術担当相と会談し、組織のあり方改革の方向性を3月下旬にまとめる方針を伝えた。会談後に報道陣の取材に応じた井上氏によると、梶田会長は「会員からは『まずは任命(拒否)問題を解決してもらいたい』という意見が多く、苦慮している」と話したという。梶田会長は今後、全会員から個別に改革に関する意見を聴取する方針だが、任命拒否問題について「ゼロ回答」を続ける政府に反発する会員は少なくないとみられ、短期間での意見集約は難航が予想される。

 菅義偉首相が学術会議の会員候補6人の任命を拒否した問題を契機に、政府・自民党は学術会議に政府機関からの独立を検討するよう要望、井上氏も4月中の報告を求めている。学術会議は昨年12月に改革案の中間報告を取りまとめたが、焦点の独立化については、4月に開催予定の総会までに内部の意見を集約するとして結論を先送りしていた。

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