「サウジ皇太子が作戦承認」 記者殺害で米情報機関が報告書

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現在のバイデン米大統領(右)とサウジアラビアのサルマン国王=リヤドで2011年10月27日、AP
現在のバイデン米大統領(右)とサウジアラビアのサルマン国王=リヤドで2011年10月27日、AP

 サウジアラビア王室を批判していたサウジ人記者のジャマル・カショギ氏(当時59歳)が2018年に殺害された事件を巡り、米国の情報機関を統括する国家情報長官室は26日、サウジの事実上の最高権力者ムハンマド皇太子が記者の「拘束または殺害する作戦を承認したと評価する」と結論づける報告書を公表した。

 トランプ前政権は蜜月関係だったムハンマド氏による事件への関与を不問にしてきたが、人権重視の外交を掲げるバイデン政権がサウジとの関係を「再調整」する姿勢を鮮明にした形だ。

 報告書を受けて、米政府は26日、カショギ氏を含む海外の反体制派の弾圧に関与したサウジ人76人に米入国の査証(ビザ)の制限や、元情報機関高官やムハンマド氏の警護隊の米国内資産凍結などの制裁を科すと発表した。一方でサウジ外務省も同日に声明を出し、報告書の内容を「不正確な情報と結論を含んでおり、絶対に認めない」と拒絶する立場を明示した。

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