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7カ月の長男と議場入りで波紋 熊本の女性市議が訴える環境整備

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子育てと議員活動の両立に向けた課題を話す緒方夕佳熊本市議=熊本市中央区で2021年2月25日午前11時48分、城島勇人撮影
子育てと議員活動の両立に向けた課題を話す緒方夕佳熊本市議=熊本市中央区で2021年2月25日午前11時48分、城島勇人撮影

 全国の都道府県議会、市議会、町村議会の各議長会が、議会運営についてのルールのひな型となる「標準会議規則」を相次いで改正し、地方議員が出産前後に休める産休期間を「産前6週、産後8週」と初めて明記した。議員は労働者とみなされないため産休を定めた労働基準法の対象外だが、女性議員を増やそうとする流れの中で、妊娠や出産と議員活動の両立を支援するため検討していた。拘束力はないものの各議会がモデルとして参考にするため、全国への拡大・浸透が期待される。

 「子育てと議員活動の両立に向けた議論が進むのは歓迎だ」。2017年11月に生後7カ月の長男を連れて熊本市議会の議場に入り議長から厳重注意を受けた市議の緒方夕佳さん(45)は、各議長会の「標準会議規則」改正を評価する。そのうえで出産前後の体調や周囲のサポート態勢は個別で違うため、弾力的な休暇取得が可能となるような環境整備の必要性を訴える。

「議論が進むのは歓迎」 

 15年に初当選し、1期目途中の17年4月に長男を出産した。出産前はおなかが張り、腰痛もひどかったが無理をして1カ月前まで定例市議会に出席。…

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