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開設1年「永遠の図書室」 堀口理沙さん(26) 昭和史に興味を持って /千葉

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永遠の図書室の堀口理沙さん=千葉県館山市北条で2021年2月20日、平井桂月撮影
永遠の図書室の堀口理沙さん=千葉県館山市北条で2021年2月20日、平井桂月撮影

 地裁館山支部近くの南町交差点に建つ、滑らかな曲線を描いた外観が特徴的な3階建てのレトロなビル。戦争関連の書籍や手記を所蔵する「永遠の図書室」は、このビルの1階に2020年3月オープンした。

 図書室は、薬局だったビルを購入した漆原秀(しげる)さん(50)が、元のオーナーで陸軍大尉だった故・飯塚浩さんの残した大量の書籍や手記を発見し「戦争を知らない世代に伝え、残そう」と開設した。一方、高校時代、テレビアニメを見て昭和史に興味を持ち、高校卒業後就いた介護職を腰を痛めて離れていた堀口さんは、オープンを地元紙を見て知り、図書室に通い始めた。何度も訪れる姿が漆原さんの目に留まり、4月から「店番」となった。

 最初に手がけたのは、飯塚さんの残した書籍のデータベース化。約2960冊を2カ月がかりでパソコンに打ち込んだ。全国的にも珍しい戦争に関する私設の図書室には、戦争体験者やその親族が、家に残されていた図書や資料を「役立ててほしい」と持ち込み、これまでに約1000点の寄贈があった。また、地元の小中学生や高校生も訪れる。堀口さんは「コロナ禍で制限は多いが、戦争体験者や若い人、いろいろな人がつながる場になれ…

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