日本のバイオリン王、鈴木政吉の生涯を電子紙芝居で 大府東高生中心に作製 小学校道徳副教材に /愛知

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「鈴木政吉物語」のイラストやナレーションを担当した生徒や卒業生と、指導した加藤千秋教諭(右奥)=大府市の県立大府東高校で2021年1月26日、山田泰生撮影
「鈴木政吉物語」のイラストやナレーションを担当した生徒や卒業生と、指導した加藤千秋教諭(右奥)=大府市の県立大府東高校で2021年1月26日、山田泰生撮影

 県立大府東高校(大府市横根町)の生徒らが中心となり、「日本のバイオリン王」と呼ばれた鈴木政吉(1859~1944年)の生涯をまとめた電子紙芝居「鈴木政吉物語」を完成させた。作品は今後、大府市内の市立小学校で道徳の副教材として活用される予定だ。【山田泰生】

 大府市は、政吉が創業した弦楽器メーカー「鈴木バイオリン製造」の工場が新設された場所で、晩年を過ごしたゆかりの地。また、1月に同社は名古屋市から移転したばかりだ。

 政吉は1859(安政6)年、貧しい尾張藩士の次男に生まれ、内職の三味線作りを手伝って一家を支えた。音楽教師への転身を目指した県師範学校で、バイオリンと運命的な出合いを果たす。試作した和製バイオリンに注文が入るようになり、名古屋で本格的に製作を開始、明治30年代には大量生産によって国内市場の8割を占めた。政吉は1935年、大府町(現大府市)に工場を新設、隣家に移り住んだ。国産バイオリンは今日まで伝…

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