忘れ去られた「日本代表」 統治下、差別への反発と誇り 台湾出身の五輪陸上選手・張星賢

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「龍田丸」の船上で制服(紺のブレザー)姿の張星賢
「龍田丸」の船上で制服(紺のブレザー)姿の張星賢

 日本統治下だった台湾から1930年代に「日本代表」として2度のオリンピックに出場した台湾出身の陸上選手、張星賢(ちょうせいけん)(10~89年)。戦後の日本では忘れ去られた張の競技人生を通して、激動の日本と東アジアの近代史をひもとく特集展示「東アジアを駆け抜けた身体(からだ)―スポーツの近代」が千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館(歴博)で開かれている。台湾、日本そして旧満州(現中国東北部)で競技を続け、自らのアイデンティティーとのはざまで苦悩する姿が浮かび上がる。

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