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第103回全国高校野球選手権

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飛躍!今年こそ・健大高崎2021センバツ

第2部/5止 高崎ボーイズ中学部監督・久保田海斗さん(29) /群馬

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高崎ボーイズ中学部監督の久保田海斗さん=群馬県吉岡町で2021年2月18日、川地隆史撮影 拡大
高崎ボーイズ中学部監督の久保田海斗さん=群馬県吉岡町で2021年2月18日、川地隆史撮影

出るからには優勝を 成長の金子に期待

 少年野球チーム「高崎ボーイズ」の中学部監督で、健大高崎野球部OBの久保田海斗さん(29)は、教え子の甲子園での活躍を心待ちにしている。

 健大高崎野球部に7期生として入部。「練習時間も長く、私生活に厳しい代だった」。当時を振り返り苦笑いするが、青柳博文監督の教えは人格形成の面でも影響が大きかった。トイレ掃除の際、「人が見ていない所も磨くことが大事」との教えが印象に残っているという。

 青柳監督と同じ東北福祉大に進学し、4年春の全国大会ではピッチャーとして8強まで進んだ。卒業後は吉岡町の温泉施設で働くかたわら、高崎ボーイズの指導にあたる。

 地元・高崎のチームで青柳監督との縁もあり、毎年チームから数人は健大高崎に進むという。2019年の神宮大会で準優勝した代のバッテリー、戸丸秦吾と下慎之介も高崎ボーイズ出身だ。今の2年生では、金子茉由、風間力輝など6選手が高崎ボーイズ出身。なかでも久保田さんが「最も成長した」とするのが投手の金子だ。

 金子は小2の時、12年のセンバツで4強に入った健大高崎のエース、三木敬太に憧れて「将来は健大高崎へ」との思いを強くした。高崎ボーイズから同校に進む選手が多いと知って入団。太田市から片道1時間かけて通った。当時の金子について久保田さんは「器用だったが、身長が伸びず悩んでいた」とみていた。だが憧れの健大高崎に入学した金子は徐々に頭角を現す。直球の最速が130キロながらも、スライダーやチェンジアップなど多彩な変化球を武器に、県大会・前橋育英戦では先発を任せられた。久保田さんも「身長というハンディがありながら、よく頑張った」と賛辞を贈る。金子も「投球フォームをいじらない久保田さんの教え方はありがたかった」と話した。

 センバツ開幕まで2週間余。久保田さんは現在の母校を「核になる投手がもっと増えれば」と分析しつつ、「出場するからには優勝を」と期待を込める。【川地隆史】=おわり

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