ガラス窓、和紙で障子風 水で貼るだけ「糸落水」開発 市川三郷の老舗、金長特殊製紙 /山梨

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水だけで窓ガラスに貼ることができる和紙「糸落水」を開発した金長特殊製紙の一瀬浩基さん=山梨県市川三郷町で
水だけで窓ガラスに貼ることができる和紙「糸落水」を開発した金長特殊製紙の一瀬浩基さん=山梨県市川三郷町で

 障子紙の産地として知られる市川三郷町の老舗和紙メーカー「金長(きんちょう)特殊製紙」が、伝統技法と独自の技術を組み合わせ、水だけで窓ガラスに貼ることができる和紙を開発した。障子のように、適度に外部の視線を遮り、自然な光を取り込む。専務の一瀬浩基(こうき)さん(42)は「和室がなくても、『和』の魅力を楽しんでほしい」と話す。

 「糸落水(いとらくすい)」と名付けた和紙は、すき込んだ格子状の糸と、不規則な濃淡が特徴だ。「時間や立ち位置によって、違う表情を見せてくれるのが面白い」と一瀬さん。和紙をすく過程で、雨のように水滴を落として穴を開ける「落水」と呼ばれる技法を取り入れ、遮光フィルムよりも自然に光を通すことができる。

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