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提言は生かされたか

東日本大震災から10年。復興構想会議から政府への提言に掲げられた「7原則」は、どのように被災地に生かされたのか。

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提言は生かされたか

東日本大震災10年 復興予算 ひょうご震災記念21世紀研究機構理事長 五百旗頭真・復興構想会議元議長

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流用許されない 五百旗頭真(いおきべ・まこと)・復興構想会議元議長

 2011年3月の東日本大震災から2カ月後に開かれた復興構想会議第4回会合で、「復興構想7原則」が決定された。委員たちは雄弁家で議論百出の会議だった。私も憲法のようなものが必要だと考えていた。

 7原則の中で「日本経済の再生」を強調した。被災地の復興を思い切ってやるには、日本経済に負担をかけるだけではなく、復興需要が日本経済の活性化の転機になるよう持っていくべきだと考えた。

 その後の会議で、これまでの議論をひっくり返さんばかりの激論もあったが、7原則があったおかげで12回の会議をやり抜くことができ、同6月に首相に提言書を提出できた。

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