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基礎学力測る検定「TOFAS」 「土台となる力」重要に

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タブレット端末で基礎学力検定に挑戦する児童たち=東京都港区の区立赤羽小学校で2月24日
タブレット端末で基礎学力検定に挑戦する児童たち=東京都港区の区立赤羽小学校で2月24日

 <受験のトビラ juken no tobira>

 近年、入試で知識を応用する力や課題解決能力を重視する傾向が強まっている。そんな中、学習塾運営会社「スプリックス」(本部・東京都)があえて「基礎学力」を測る検定「TOFAS」を3月から始める。なぜ今、基礎学力なのか。

 2月24日、東京都港区立赤羽小学校で先行実施された。挑んだのは3~5年生。タブレット端末を使い解答する形式で、内容は算数の計算。3年生では、あまりが出る割り算や3桁の足し算など基礎的な問題が出た。試験時間は40分。解答すると次の問題が表示される。「残り何分と出て焦ったけど、勉強した所の確認ができた」。受検した早坂丸那さんと松沢璃人さんは口をそろえて振り返った。

 スプリックスは、基礎学力を「算数・数学は計算、国語は漢字と語彙(ごい)、英語は単語」と定義する。「つまり、身についていないと新しいことを吸収できない『学力の土台となる力』です」(スプリックス基礎学力研究所の梅田修平所長)

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