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日本を代表する女性ロッカー、中村あゆみが35周年を記念して、初めてジャズのアルバムを発売する。その意図や背景を聞いた。
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14日に発売するのは、「枯葉」「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」「ユッド・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」「クライ・ミー・ア・リバー」などアメリカンスタンダード8曲をジャズの伴奏で歌った「Enter」(Ai songs)。驚きはジャンルだけではなく、フィジカル(実体商品)としては33回転30センチのLP盤のみ。ただし、スマホやパソコンに音楽をダウンロードできるカードが同梱(どうこん)される。なぜ、ここまで手の込んだことを。
「実は私、ロックを歌いたくてこの世界に入ったわけではないの」とますます意外な発言。「そもそも、洋楽ならシャカタクやグローバー・ワシントン・Jr、邦楽なら大橋純子や佐野元春といったフュージョンやシティーポップが好きで、音楽的ルーツだと思っていた。生活のBGMになるような歌を歌いたかった。でも、私のしゃがれ声とシャウトで“アウトロー・アイドル”として売り出そうという企画が決まり、それが世に受けた。私…
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