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幕末の郡内地域を襲ったコレラ流行に関する特別展「安政のコレラ流行を地方(じかた)文書から読み取る」が大月市猿橋町の大月市郷土資料館で開かれている。新型コロナウイルスと類似した19世紀のパンデミック(感染爆発)に郡内各村がどう対応したかを7点の古文書で伝えている。31日まで。
江戸時代のコレラ流行は3回あったとされ、同資料館によると、1858年のコレラ流行で江戸の死者数が28万人超に上ったとする記録も残っているという。
展示されている「乍恐以書付奉歎願候」(恐れながら書き付けをもって嘆願たてまつり候)=同資料館蔵=は、駒橋村(現大月市)など東部地区18カ村が谷村代官所にコレラによる惨状を訴え、救済を求めた文書。18カ村は現在の国道139号(富士みち)と国道20号(甲州街道)沿いにあり、人の交流が盛んな地域で感染状況も深刻だったという。
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