岩ノリ漁、後継者難 高齢・過疎化、危険な現場 出雲 /島根

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「十六島のり」を見せる渡部喜美枝さん(右)と息子の志郎さん=島根県出雲市で、共同
「十六島のり」を見せる渡部喜美枝さん(右)と息子の志郎さん=島根県出雲市で、共同

 高齢化や過疎化の進行で、農業や漁業の担い手確保は各地で深刻な課題だ。日本海に面した出雲市十六島(うっぷるい)町で厳冬期に行われる伝統の天然岩ノリ漁も、後継者難に直面している。冬の寒さ、打ち寄せる荒波。高級品として知られる「十六島のり」の危険と隣り合わせの漁を体験した。

 1月下旬、島根半島の西部。険しい山道を下り、海沿いの岩場に到着した。地元で「ノリ島」と呼ばれる岩場は平らな部分が多く、黒色の岩ノリに覆われてつやつやと光沢を放つところも。潮の香りが漂った。

 「波が全然なくても大荒れでも駄目。(岩場に)程よく波が掛かるくらいだと、採りやすい」。ここで数十年間、岩ノリ漁に携わる渡部喜美枝さん(71)が説明した。

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