東日本大震災10年

「大丈夫」あの日の自分へ 母失った22歳、歩み見つめ 東北学院大生ら、被災者の手紙集

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10年前の自分に向けた牧野大輔さんの手紙(手前)
10年前の自分に向けた牧野大輔さんの手紙(手前)

 拝啓 あの日のわたしへ――。東日本大震災の被災者が10年前の自分に宛てた手紙をまとめた「永訣(えいけつ)―あの日のわたしへ手紙をつづる」(新曜社)が出版された。被災者らに手紙の執筆を依頼して集めたのは東北学院大(仙台市)の学生たち。活動の中心となった4年の牧野大輔さん(22)=仙台市=も津波で母を失ったあの日を振り返り、自らに宛てた手紙をつづった。

 同大の金菱(かねびし)清教授(災害社会学、昨年4月から関西学院大教授)やゼミ生らが2019年秋ごろから、研究活動などで知り合った被災者らに手紙の執筆を依頼。震災から10年が近づいても、「今もうまく言葉にできない」と断られるケースもあった。それでも、約1年がかりで31人の手紙を集めることができ、今年1月に出版にこぎ着けた。

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