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三重・尾鷲市 小川耕太郎∞百合子社 自然素材で塗料開発 /愛知

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代表の小川耕太郎さん(左)と小川百合子さん=三重県尾鷲市賀田町で2021年1月28日、下村恵美撮影
代表の小川耕太郎さん(左)と小川百合子さん=三重県尾鷲市賀田町で2021年1月28日、下村恵美撮影

 ミツバチの巣から精製した蜜ロウとエゴマ油を調合した自然塗料「蜜ロウワックス」を製造販売する「小川耕太郎(おがわこうたろう)∞百合子社(ゆりこしゃ)」。林業が盛んな三重県尾鷲市で、実家の材木店を手伝うため1992年にUターンした代表の耕太郎さん(59)と妻の百合子さん(53)が98年に創業した。会社名は、家内工業だとわかるよう2人の名前にした。「∞」には、ミツバチの動きや自然界の無限の力、循環社会といった意味が込められている。

 耕太郎さんは東京の大学を卒業し、大手住宅メーカーに勤めた後、30歳で地元に戻った。初めは工務店の注文通りに製材して販売する日々。「どんなふうに施工されているのか気にも留めなかった」。しかしある時、新築した木造建築の視察先で体調不良を訴える人に出会った。木材に塗布された化学塗料などが原因で起きる「シックハウス症候群」だった。「木材にも人にも安全な塗料を作る」と決め、創業した。

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