自助といわれても

ひきこもる弟、向き合う59歳女性 一人で抱え込み、限界

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
ひきこもりの弟と母のケアに追われ、「1人でやらなければならないと思っていました」と振り返る女性=東京都渋谷区で2020年12月16日午後4時6分、待鳥航志撮影
ひきこもりの弟と母のケアに追われ、「1人でやらなければならないと思っていました」と振り返る女性=東京都渋谷区で2020年12月16日午後4時6分、待鳥航志撮影

 ひきこもりの子と親が高齢化し、生活に困窮する「8050問題」の深刻化が叫ばれて久しい。内閣府は2019年、全国の40~64歳のひきこもりの推計を61万3000人と発表した。だが親だけでなく、きょうだいの苦悩も忘れてはならない。弟がひきこもりだったという女性は「私がすべてを解決しなくてはならないと思い、うつ状態になりました」と打ち明けた。【待鳥航志】

 昨年12月上旬。東京都内のある施設で、田中久美子さん(59)=仮名=は10人ほどを前に、こう語り始めた。「弟が10年以上ひきこもっています」

この記事は有料記事です。

残り2229文字(全文2476文字)

あわせて読みたい

注目の特集