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宝塚歌劇の舞台に立つタカラジェンヌを養成する宝塚音楽学校(兵庫県宝塚市)で3日、第107期生の卒業式があった。新型コロナウイルス禍による制約を受けながらも2年間、声楽やダンス、演劇などの稽古(けいこ)を積んできた107期生39人が学び舎(や)から巣立った。
同校は2020年春、緊急事態宣言の発令で約2カ月間臨時休校し、入学式も延期された。宝塚歌劇団が同年6月末まで全公演を中止したこともあり、同年に卒業した106期生が歌劇団の初舞台を踏んだのは、当初の予定より5カ月遅れの9月にずれこんだ。
21年のこの日の卒業式も感染防止のため、保護者を含めて参列者を例年の半数に絞るなど規模を縮小した。卒業生らは事前にPCR検査を受けており、黒い紋付きに濃緑色のはかま姿で臨んだ会場ではマスクを外し、1人ずつ小林公一校長から卒業証書を受け取った。校歌なども事前収録した合唱を流した。
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