戦後開拓者の苦闘「残したい」 札幌の元教員が自費出版

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自身の経験も含めた戦後開拓史を自費出版した菊地慶一さん=札幌市手稲区で2021年2月5日、山下智恵撮影
自身の経験も含めた戦後開拓史を自費出版した菊地慶一さん=札幌市手稲区で2021年2月5日、山下智恵撮影

 太平洋戦争終結間際の1945年7月以降、国は空襲の被災者や海外からの引き揚げ者を農業に従事させ、全国各地の開拓を推し進めた。こうした「戦後開拓」について、札幌市手稲区の元教員、菊地慶一さん(88)が自身の体験や道内入植者の苦闘をつづった本を自費出版した。菊地さんは「戦争の末に原野で過酷な体験をし、志半ばで開拓した土地を離れた人々の歴史を残したかった」と話している。【山下智恵】

 同月、北海道釧路市内で暮らしていた菊地さん一家は空襲に見舞われた。当時、尋常高等科1年(現在の中学1年)。両親に連れられ、姉、妹3人と共に大雪山系北方の白滝村(現・遠軽町)に疎開した。

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