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接種1回のJ&Jワクチン 調達に慎重な政府、補償範囲に懸念

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ジョンソン・エンド・ジョンソンの新型コロナウイルスワクチン=同社提供
ジョンソン・エンド・ジョンソンの新型コロナウイルスワクチン=同社提供

 接種が1回で済む新型コロナウイルスワクチンは、日本で実用化されるのか――。米国で緊急使用が許可された米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の新型コロナワクチンの調達を巡り、日本政府の対応が注目されている。接種1回で重症化予防などの効果が確認され、冷蔵保存が可能なことから米国内では「ゲームチェンジャー(状況を一変させる存在)」との期待もあるためだ。ただ、日本政府内で今のところ調達の機運は乏しい。なぜなのか。

自民PT「門戸を広げるべきだ」

 「今はファイザーのワクチンに頼っているが、これから接種が進んでいく段階では、(政府が契約済みの)アストラゼネカやモデルナ以外にも、例えばJ&Jや(米バイオ医薬品企業の)ノババックスも新たに(治験データなどを)提案してくると思う。門戸を広げてしっかり対応していきたい」。

 自民党本部で3日開かれたワクチン対策プロジェクト・チーム(PT)役員会の冒頭、鴨下一郎座長は、居並ぶ議員や政府関係者を前にこう力説した。

 会議では、政府と契約に至っていないJ&Jのワクチンなどを念頭に「日本でも導入を考えるべきだ」とする意見も出た。PT幹部は終了後「政府から特別の反応はなかったが、こちらから問題提起をした。選択肢を広げておいたほうが、何かあったときにリスクヘッジできる」と指摘。今後、政府に交渉を促す構えを見せた。

長所は「1回接種」と「冷蔵管理」有効率は66%

 米食品医薬品局(FDA)は2月27日、J&Jの新型コロナワクチンの緊急使用を許可した。米国内では既にファイザー製とモデルナ製のワクチンが実用化されており、J&Jは3種類目となる。

 J&Jの公表資料によると、最終段階の治験(第3相)には、米国、中南米、南アフリカの…

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