日医工処分 業界の生産性重視に警鐘 後発薬、国が促進し需要増

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
日医工本社ビルの看板=富山市で2021年3月3日午後5時56分、高良駿輔撮影
日医工本社ビルの看板=富山市で2021年3月3日午後5時56分、高良駿輔撮影

 ジェネリック医薬品(後発薬)業界トップクラスの日医工(富山市)に出された業務停止命令は、生産を約1カ月間止める内容で、薬剤の供給不足の可能性が指摘されている。ジェネリック薬業界では、水虫治療薬に睡眠導入剤の成分を混入して業務停止命令を受けた小林化工(福井県あわら市)に続く処分となり、専門家は生産性重視の体質に陥らぬよう警鐘を鳴らす。

 「現場はかなり混乱するだろう」。日本薬剤師会の山本信夫会長は「他のメーカーによる代替品の対応なども決まっていない。必要な薬が患者に届かない可能性もある」と影響を懸念する。小林化工に続き大手の日医工が処分を受けたことに「(ジェネリックに限らず)医薬品メーカー全体に国民が疑問を持つことになる。医師や薬剤師、患者に対して信頼を損ねる行為だ」と憤った。

この記事は有料記事です。

残り397文字(全文739文字)

関連記事

あわせて読みたい

ニュース特集