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女性首長2%の現実 白井文・前尼崎市長「活躍『見える化』を」

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前尼崎市長の白井文さん=大阪市北区で2021年2月9日、北村隆夫撮影
前尼崎市長の白井文さん=大阪市北区で2021年2月9日、北村隆夫撮影

 全国の自治体の女性首長は2%と極めて少ないが、2代にわたり女性市長が続くのが兵庫県尼崎市だ。その基礎を築いたのが、2002年に当選した前市長、白井文さん(60)。さまざまな風当たりをはね返し、改革を図ってきた経験を語り、「女性の活躍を『見える化』することが政治の世界に多くの女性がチャレンジすることにつながるはず」と訴える。【野口由紀/大阪社会部、稲田佳代/阪神支局】

カラ出張問題で市議選出馬を決意

 ――1993年に尼崎市議になり、02年に市長に就任しました。政治の世界に飛び込んだ理由を教えてください。

 ◆尼崎市議の多くが関わったカラ出張問題が発覚し、市民運動を受けて市議会が解散に追い込まれたことをたまたまニュースで見ていました。テレビの女性キャスターが議員に「本当に行ったのですか?」と聞いたら、「そうだ。ハチドに行った」と答えました。青森県八戸市に行ったことを間違えたのです。視聴者には出張に行っていないことがまるわかりです。…

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