那須の有志がプロジェクト 開拓期の小麦栽培復活へ 地元産でパン作り、地域活性化 /栃木

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小麦の成長をそろえるために「麦踏み」をするメンバーら=栃木県那須町千振地区で2021年2月25日、湯浅聖一撮影
小麦の成長をそろえるために「麦踏み」をするメンバーら=栃木県那須町千振地区で2021年2月25日、湯浅聖一撮影

 那須町の有志が戦後の開拓地で盛んになり、その後生産が途絶えた小麦栽培の復活に取り組んでいる。那須地域は全国からパン屋が進出するなど、観光客の間で注目が集まっており、新たなパンの聖地で栄養価の高い地元産の小麦を使ったオリジナルパン作りを目指す。メンバーらは「開拓者の思いを受け継ぎながら、地産地消による地域の活性化につなげたい」と意気込んでいる。【湯浅聖一】

 同町は第二次世界大戦後、旧満州(現中国東北部)からの引き揚げ者らが今の千振(ちふり)や大谷地区に入植し、冷害に苦しみながら原野を酪農地として切り開いてきた歴史がある。開拓地では米の代わりに小麦が栽培され、粉にして焼いたパンを主食にしていた。しかし、収穫が梅雨時期に重なり、適期も短いことから収量が見込めず、次第に栽培する農家はいなくなった。

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