接待問題、野党追及継続 政府、防戦余儀なく 予算案は参院審議入り

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 2021年度当初予算案は3日、参院予算委員会で実質審議入りした。野党側は、総務省や農林水産省の接待問題に焦点を当てて引き続き追及した。菅義偉首相や吉川貴盛元農相ら政治家側が官僚組織を萎縮させたことが一連の問題の背景にあるとの指摘が相次ぎ、政府側は防戦を余儀なくされた。

 「意向に沿わないことを発言しただけで更迭される。これでは怖くて気に入られる発言しかしなくなる。その弊害が表れているのではないか」。立憲民主党の森裕子氏は、NHK改革に反対した官僚を更迭したことなどが記された首相の著書に触れ、首相への「そんたく」が総務省の接待問題に影響した可能性を指摘した。首相は「何をやるか国民に約束して政治家になった。やるべきことを掲げたのだから、官僚にも協力してほしいという思いだった」と当時を振り返ったが、官僚の萎縮による悪影響を指摘する森氏との問答はかみ合わなかった。

 森氏は、総務省への接待を重ねた放送事業会社「東北新社」に首相の長男正剛氏が入社した際、同社を利害関係者と認識していた可能性もただした。首相は「一度総務省で秘書官を経験した以上、どんな企業に就職しても総務省との関係は注意するのが必要だと思った」と答弁。入社時に一般的な忠告を行ったと強調したが、「放送に関与したことは知っている」とも述べており、同社が総務省の許認可に関連する企業だと認識していたことを…

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