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学術会議任命拒否

日本学術会議が推薦した新会員候補6人を菅首相が任命しなかった。極めて異例の事態の背景や問題点を追います。

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学術会議にお墨付き、どこへ 15年有識者報告「国機関ふさわしい」 元会長「独立要求は約束の否定」

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自民党の日本学術会議のあり方に関するプロジェクトチームの会合で、あいさつする塩谷立座長(中央)=自民党本部で2020年12月9日、小川昌宏撮影
自民党の日本学術会議のあり方に関するプロジェクトチームの会合で、あいさつする塩谷立座長(中央)=自民党本部で2020年12月9日、小川昌宏撮影

 日本学術会議の推薦会員候補6人の任命拒否問題に関し、自民党のプロジェクトチーム(PT)は学術会議を内閣府の「特別の機関」から外し、独立させるよう政府に求めた。ところが、安倍政権時代の2015年に内閣府の有識者会議が取りまとめた報告書は「期待される機能に照らしてふさわしい」として、国の機関としての組織形態に「お墨付き」を与えている。どんな報告内容だったのだろうか?【野原大輔】

 日本学術会議のあり方を議論する自民党PTの塩谷立座長が20年12月11日、井上信治科学技術担当相に対し、学術会議を23年9月をめどに政府から独立させるよう求める提言を手渡した。考えられる組織形態として、独立行政法人や特殊法人、公益法人などを列挙し、「政府の内部組織として存在しているにもかかわらず、政府から独立した存在であろうとすることで生じている矛盾が解消する」と主張した。

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【学術会議任命拒否】

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