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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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被災地の種、宇宙の旅へ ゆかりの農作物 花咲く未来に期待

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浦戸諸島で育てたハクサイの種が入った瓶を長谷川洋一さん(中央左)に渡す仙台大明成高の生徒=宮城県塩釜市役所で2021年2月2日、滝沢一誠撮影
浦戸諸島で育てたハクサイの種が入った瓶を長谷川洋一さん(中央左)に渡す仙台大明成高の生徒=宮城県塩釜市役所で2021年2月2日、滝沢一誠撮影

 東日本大震災から10年を迎えるのを前に、被災地にゆかりのある農作物や植物の種を国際宇宙ステーション(ISS)へ打ち上げるプロジェクトが進行している。帰還した種を用いた地域活性化や震災の記憶の伝承が目的で、関係者は計画を通して「復興がさらに進んでほしい」と期待している。【滝沢一誠】

 この計画は宇宙航空研究開発機構(JAXA)元職員の長谷川洋一さん(58)が代表理事を務める茨城県の一般財団法人「ワンアース」が進める「東北復興宇宙ミッション2021」。宮城や岩手、福島の被災3県を中心に51自治体が参加し、七ケ浜町の西洋野菜「ルバーブ」の種や、ノーベル平和賞を受賞した元ケニア副環境相のワンガリ・マータイさん(故人)が福島市で種をまいたドングリの実などが選出。岩手県洋野町のシイタケや久慈市名産の琥珀(こはく)など、植物の種以外も選ばれた。

 また、被災地の写真を集めた長さ7メートルの横断幕をISSに張り出し、被災地からのメッセージを野口聡一宇宙飛行士が読み上げ、映像を3月11日に公開する。横断幕は2月、種は5月に米国から打ち上げられ、それぞれ7月に各地へ帰還する予定。

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