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国内初の新型コロナ院内感染から1年 しょうゆの町・湯浅は今

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平日に町中心部を散策する観光客。個人の観光客は少しずつ戻ってきたという=和歌山県湯浅町で2021年2月16日午後2時25分、山口智撮影
平日に町中心部を散策する観光客。個人の観光客は少しずつ戻ってきたという=和歌山県湯浅町で2021年2月16日午後2時25分、山口智撮影

 和歌山県湯浅町の済生会有田病院で2020年2月、新型コロナウイルスの国内初の院内感染が起きてから1年が経過した。当時は国内の感染者も少なく、1万2000人の小さな町が全国から注目を集めた。多くの報道陣が押し寄せた一方、観光客は激減し、町は閑散とした。あれから1年。2月中旬に町を歩いた。

 「報道機関からの取材依頼はたくさんあったけど、肝心のお客はパタッと来なくなった。今もきついけど、当時はほんまにきつかった」。有田病院のすぐ近くでそば屋を営む山畑利蔵さん(44)は苦い表情を浮かべて振り返る。

 20年2月13日から相次いで有田病院の感染者が発表されると、近所の人通りは激減し、見かけるのはカメラを持った報道陣ばかりになった。手打ちそばと全国各地の銘柄をそろえた日本酒が自慢の店には遠方からも常連客が来てくれていたが、姿を消した。当時、売り上げは例年の1割まで減少。「感染者が全国に広がってからは騒動も収まったけど、客は戻っていない」。店内の客は1組だけだった。

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