「100%再エネ供給」「木造17階建て」オフィスビルも脱炭素

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森ビルの六本木ヒルズ(中央)。入居するゴールドマン・サックスからの要望が、再生可能エネルギー由来の電力供給に本腰を入れて取り組むきっかけとなった=東京都港区で2013年4月19日、本社ヘリから手塚耕一郎撮影
森ビルの六本木ヒルズ(中央)。入居するゴールドマン・サックスからの要望が、再生可能エネルギー由来の電力供給に本腰を入れて取り組むきっかけとなった=東京都港区で2013年4月19日、本社ヘリから手塚耕一郎撮影

 オフィスビル業界で、入居企業向けに太陽光や風力など温室効果ガスを排出しない再生可能エネルギー由来の電力を提供するサービスが広がっている。投資家や取引先を意識して、自社事業の脱炭素化を急ぐ企業が増えたためだ。不動産各社は再エネを提供する手法を工夫して編み出していて、今後も拡大すると予想される。さらにビル建築時の排出削減に取り組む企業も出始めた。【岡大介/統合デジタル取材センター、八田浩輔/外信部】

外資から国内企業に広がってきた再エネ希望

 「オフィスで使う電気を再エネ100%に切り替えたい」と希望する入居企業が増えている、とオフィスビル事業を手がける森ビルの環境推進部の武田正浩課長は明かす。「顧客の意識はこの1年で高まっています。昨秋、政府が2050年に温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指すと宣言してからは2、3カ月で10件くらい問い合わせが来るなど、動きはますます加速していますね」

 森ビルが再エネ提供に取り組むようになったきっかけの一つは、…

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