「孤独と絶望に満ちた顔忘れられない」 森友自殺職員の妻が手記

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赤木雅子さんの手記
赤木雅子さんの手記

 「どうか夫のことを、改ざん事件のことを忘れないでください」――。学校法人「森友学園」への国有地売却を巡り、決裁文書の改ざんを苦に自殺した財務省近畿財務局職員、赤木俊夫さん(当時54歳)。妻雅子さん(49)が夫の死から3年となる7日を前に、毎日新聞に手記を寄せた。

 「夫は仕事に行く私を玄関まで送り、『ありがとう』って言葉をかけてくれました」。雅子さんは便箋2枚につづった手記で、最愛の夫を突然失った3年前を振り返った。

 学園に国有地が約8億円値引きして売却された問題が発覚し、国会が紛糾。赤木さんは連日、改ざん作業をさせられてうつ病を発症し、改ざんが表面化した直後の2018年3月7日、自宅で命を絶った。

 赤木さんは死の直前まで改ざんに苦悩し、自宅のパソコンで「関わった者としての責任をどう取るか、ずっと考えてきました」と書き残していた。雅子さんは「あの時の孤独と絶望に満ちた(夫の)つらい顔は一生忘れることができません」と記した。

 何も手に着かない失意の日々。そんな時思い出したのは、公務員の仕…

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