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経済成熟「量」から「質」へ キヤノングローバル戦略研究所研究主幹 瀬口清之氏
2021年は中国にとって、新たな5カ年計画の初年度となる重要な年だ。にもかかわらず、政府活動報告では総じて現実的な目標が掲げられた。象徴的なのが21年の成長率目標だ。新型コロナウイルスの影響で低成長になった20年の反動もあり、21年は8%を超える高成長が見込まれているが、目標はあえて「6%以上」という確実に達成可能な数字にとどめた。高い数値目標を掲げて達成を追い求める「量」の時代…
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