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世界各国・地域には独自の文化がある。駐日大使や公使らは自国のどの「一品」にこだわりを持っているのか。その魅力を紹介する。

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現役バリバリの74歳 台湾の駐日代表、健康法とそのルーツ

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流体太極を披露する謝長廷・台北駐日経済文化代表処代表=2021年2月9日午後3時半、岡村崇撮影
流体太極を披露する謝長廷・台北駐日経済文化代表処代表=2021年2月9日午後3時半、岡村崇撮影

 古来、中華圏で親しまれている太極拳の動きを取り入れた健康法に「流体太極」というものがある。実は、台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(駐日大使に相当)が、長年にわたる政治活動の中で体調を崩したことを契機に考案したものだ。自身はもちろん、この健康法を取り入れた知人からも「体がすっきりして軽くなった」と好評だという。現在74歳の謝氏が、10年以上欠かさずに続けるという、こだわりの“技”。そのルーツを聞いた。

 「両手で円を描くように動かすのが基本動作です」。謝氏は、独自の健康法を私の目の前で披露しながら解説してくれた。自然の流れに任せ、ゆるやかに両手の指を軽く曲げたり伸ばしたりする動作を繰り返す。気の流れを意識した動きだという。

 謝氏は台北市議や立法委員(国会議員)、高雄市長を経て、陳水扁政権下の2005~06年に行政院長(首相)を務めた。08年の総統選では民進党の党公認候補となったが敗北を喫し、国民党に政権交代を許した。この頃疲労がピークに達し、体を壊したという。

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