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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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消えた古里の原風景 被災住民の心支えた大槌の桜、キルトで再現

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ヨーヨーキルト作品「ひょうたん島と赤浜小学校の桜の木」。伊藤陽子さん(右)が2013年に撮影した桜の写真を基に作られた=岩手県大槌町小鎚のショッピングセンター「シーサイドタウンマスト」1階ホールで2021年3月6日午後6時半ごろ、中尾卓英撮影
ヨーヨーキルト作品「ひょうたん島と赤浜小学校の桜の木」。伊藤陽子さん(右)が2013年に撮影した桜の写真を基に作られた=岩手県大槌町小鎚のショッピングセンター「シーサイドタウンマスト」1階ホールで2021年3月6日午後6時半ごろ、中尾卓英撮影

 東日本大震災の大津波に耐え、被災した住民の心を支えたソメイヨシノが岩手県大槌町赤浜地区の旧赤浜小学校にあった。震災後、3度の春に、満開の花を咲かせたが、住宅再建に向けた高台造成で消えた。それでも青い海を背景に、輝く桜色の花びらは、今も住民の心の中で咲き続けている。この桜がキルト作品(縦2メートル、横3メートル)でよみがえった。

 作ったのは赤浜地区出身で、大阪府羽曳野市の大塚たつ子さん(74)。趣味でキルト制作を続けている。高校卒業後に古里を離れたが、桜は「心にずっとある原風景」という。作品は「ヨーヨーキルト」と呼ばれる大作で、直径1・5センチの円形の布製パーツ2万4684枚をつなぎ合わせた。

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