ラグビー福岡堅樹、医学部合格で残り少ない試合 胸に秘めた思い
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夢の階段を一歩上がったスピードスターには、抱き続けた思いがあった。ラグビー・トップリーグ(TL)でパナソニックのWTB福岡堅樹が見せる華麗なステップ、快足を生かしたトライ。その雄姿が見られる試合は、残り少ない。
子どもの頃から医師になる夢を抱く福岡。自身の医学部合格を知ったのは、2月20日のリコー戦のキックオフ直前だった。喜びをかみしめながら今季初トライを挙げ、チームは快勝。先発出場した6日のキヤノン戦でも持ち味を発揮した。
前半終盤に自陣左サイドでキックパスを捕球するとハーフウエー左で相手WTBを振り切り、約50メートルを駆け抜けた。得点にこそつながらなかったが、高級スポーツカー「フェラーリ」に例えられる電光石火の走りを披露した。試合終了間際にはゴール前でパスを受け、相手のタックルをいなしてインゴールに飛び込みトライを決めた。
福岡は「ピーク時に比べると足りない部分がいくつかある」と語った。淡々と言葉を継ぐその貪欲な姿勢が、今季に懸ける…
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