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<滝野隆浩の掃苔記(そうたいき)>
ブルーオーシャンカフェ(東京都江東区)が主催するオンラインセミナー「今日からできる断捨離術」に参加した。講師は遺品整理業を始めて7年になる笠原勝成さん(51)。1000件以上の現場に立ち会い、見えてきたものがあるという。
欲しいと思って買い続けて捨てなければ、家はモノであふれる。元気なうちに意を決して整理するのが「断捨離」で、先延ばしにしていても施設に入ることになれば「家じまい」が必要だし、死んだら誰かが家財を処分しなければならない。
ただ、モノには記憶がまとわりついている。買った物は人生そのもの、といっていい。簡単には処分できないから困る。九州で1人暮らしする母はいつもこう言う。「なんでん捨ててよかよ。私が死んでからね」
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