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ネガティブ情報が接種を後押し ワクチン、メリットだけでいい?

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東京都が医療従事者への新型コロナウイルスワクチン優先接種を始め、用意されたワクチンが入った注射器=東京都文京区の都立駒込病院で2021年3月5日午前10時4分(代表撮影)
東京都が医療従事者への新型コロナウイルスワクチン優先接種を始め、用意されたワクチンが入った注射器=東京都文京区の都立駒込病院で2021年3月5日午前10時4分(代表撮影)

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)収束の見通しが立たない中、医療崩壊回避、感染対策と経済活動の両立のために欠かせないのがワクチン普及だ。日本でも承認された米製薬大手ファイザー製のワクチンは高い有効性などが注目されるが、社会心理学の研究によると、メリット一辺倒ではなく、あらかじめネガティブな情報を聞いておいたほうが接種希望が増える可能性があるという。リスクコミュニケーションに詳しい吉川肇子・慶応大教授(社会心理学)にワクチンを巡る情報発信のあり方を聞いた。【聞き手・岩崎歩】

吉川肇子・慶応大教授

 ――ワクチンに関する政府の情報発信の現状をどう見ていますか。

 ◆菅義偉首相は「ワクチンが感染対策の決め手」と繰り返し述べています。国民の期待も高いですが、(ワクチンの効果など)ポジティブな情報が強調されることに懸念を覚えます。

 ――なぜでしょうか。

 ◆社会心理学で「接種理論」という有名な考え方があります。ワクチンに関して言うと、例えば…

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