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特産のホヤの魅力を発信するアイドル「ほやドル」を名乗る、宮城県石巻市のシンガー・ソングライター、萌江(もえ)さん(26)。ユニークな見た目で周囲を明るくする存在だが、東日本大震災から10年を迎える3月、津波の犠牲になった祖父を歌った曲を発表する。
「ほやっほー! いしのまき観光大使の萌江です」。2月、石巻市内にあるパン屋の一角に明るい声が響いた。この日はコミュニティーFMの番組収録。萌江さんは新商品について聞いたり、震災当時の状況に耳を傾けたりした。「人と話したり接したりするのが仕事の中で一番楽しいです」と言う。
石巻出身で、幼い頃から牡鹿半島の谷川浜(やがわはま)地区にある母方の祖父、阿部茂治さんの家で地元特産のホヤを食べて育った。当たり前のように味わってきたが、ホヤは独特の風味で苦手な人が多く、東京電力福島第1原発事故の余波で生産が大幅に落ち込んだ。「私がホヤを広めないでどうする」と奮起。ホヤと同じオレンジ色の衣装やホヤに似せた髪形で、大学卒業後の2017年から歌…
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