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第94回センバツ高校野球

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アグレッシブ・’21センバツ東海大甲府

第3部 選手紹介/5 /山梨

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福与大地右翼手=静岡市で2021年2月27日、金子昇太撮影 拡大
福与大地右翼手=静岡市で2021年2月27日、金子昇太撮影

勉強も野球に生かす 福与大地右翼手(2年)

 東海大難関学部への進学を目指す「特設クラス」に所属している。趣味は映画鑑賞と読書。心理戦を描いた作品やミステリーが好きという。「勉強を含め、考えるのが好きだ。その力は野球にも生きる」。相手打者のスイングの特徴や走者の有無など、試合の場面に応じて、考えながら守備位置を変える。「自分の持ち味を発揮したプレーをしたい」と意気込む。

 一方、打撃力は向上させなければと感じている。2020年の秋季大会は、8試合中7試合に出場したが「県大会から関東大会まで結果は納得できるものではない」と振り返る。その後は1日1000回のスイングをノルマにした。苦手な左投手対策のため、打撃マシンなどを使った練習にも取り組んだ。

奪三振とキレが増す 加藤太陽(ひかる)投手(2年)

加藤太陽投手=静岡市で2021年2月28日、金子昇太撮影 拡大
加藤太陽投手=静岡市で2021年2月28日、金子昇太撮影

 「打てるものなら打ってみろ。今はそういう気持ちで投げられる」と話すように、自信を付けた投球は部内の紅白戦や他校との練習試合で奪三振が増えた。村中秀人監督は「キレが増すなど球が良くなった」と目を細める。

 最速138キロの直球に加え、多彩な変化球を操る技巧派左腕。2020年の秋季関東大会は準決勝で登板したが、立て続けにボークを取られてリズムを崩し、途中交代した。「公式戦になると焦ってしまう。メンタルが弱い」と振り返る。

 大会後は「人より多く」をテーマに、筋力トレーニングを増やした。この努力が成長の芽を出し始めた。「若山(恵斗投手)とダブルエースになり、チームに貢献したい」と意気込む。

 =つづく

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