毎日地球未来賞 清風高・生物部にクボタ賞 シロアリの活用を研究 /大阪

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シロアリを用いて社会課題の解決に取り組む清風高生物部の生徒=大阪市天王寺区石ケ辻町の清風高校で、谷田朋美撮影
シロアリを用いて社会課題の解決に取り組む清風高生物部の生徒=大阪市天王寺区石ケ辻町の清風高校で、谷田朋美撮影

 食料・水・環境分野の問題解決に取り組む団体・個人を顕彰する第10回毎日地球未来賞(毎日新聞社主催、クボタ協賛)学生の部で、養殖したシロアリを「間伐材の有効利用」と「養殖魚の餌の作成」に活用する研究を進める清風高生物部(大阪市天王寺区)が、クボタ賞に選ばれた。【谷田朋美】

 日本の多くの人工林で、間伐材が放置されている現状がある。間伐材の利用や廃棄が難しいのは、自然界で最も分解されにくいリグニンという物質が木材に含まれているためだ。清風高生物部は絶滅危惧種の淡水魚ニッポンバラタナゴの保護活動を長年続けており、水源となる森林を整備する過程で間伐材が発生し、どう処分するかが課題となっていた。そこでリグニンを強固な顎(あご)で破壊するシロアリを有効活用できないか考えた。

 木造建築に巣くう害虫のイメージが強いシロアリだが、栄養価や繁殖能力が高いという特質に注目。近年、養殖魚の餌のための天然魚乱獲が問題視されていることもあり、養殖魚の餌にすることを思いついた。

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