<くらしナビ ライフスタイル>
1796年に英医師開発 6年前には日本人が患者の膿を使い治療
新型コロナウイルスワクチンの接種(せっしゅ)が日本でも始まりました。まずは米国のファイザー社のワクチンです。国産ワクチンの接種が始まるのは、まだ先の話。遅いのが気になりますが、かつて日本でも天然痘のワクチンを独自に開発した人がいることを知っていますか?
さまざまな病気に対してワクチンの開発が進んでいますが、世界で最初に生まれたワクチンは天然痘のためのものでした。天然痘とは、天然痘ウイルスによって感染(かんせん)する病気で、感染すると高熱が出て死亡率(しぼうりつ)が高く、たとえ治っても、顔にあと、あばたが残ってしまいます。
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