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先進国を中心としてジェンダー平等の実現を目指す動きが広がる中、中東のアラブ諸国ではイスラム教の保守的解釈や家父長的な伝統に基づく女性差別が根強く残っている。こうした中、2020年秋のエジプト下院選で過去最多となる148人の女性議員が当選し、注目を集めている。大統領の指名枠で他にも女性議員が議席を得ており、全議員の4分の1以上を女性が占めることになったのだ。その一人で最年長の新人議員ファリーダ・ショウバーシーさん(83)は「女性を無視すれば、半分の力だけで社会を動かすことになる」と強調する。
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