連載

特集ワイド

「人だかりがする」ニュースを目指して、読み応え十分の記事をラインアップ。

連載一覧

特集ワイド

藤原章生のぶらっとヒマラヤ/14 本当の隊長は君だ

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
ベースキャンプまで重荷を担いでくれたポーター役の男性=2019年9月24日、藤原章生撮影
ベースキャンプまで重荷を担いでくれたポーター役の男性=2019年9月24日、藤原章生撮影

 ダウラギリを歩いていると、「名門幼稚園の遠足」という言葉が湧いてきた。自分が置かれた状況のことだ。

 食事は用意してくれるし、テントも張ってくれる。行動中もシェルパが常に先導し、上の方では他のパーティーのシェルパがラッセルをしてくれる。ベースキャンプからキャンプ1に向かう途中の、今にもなだれそうな斜面や、氷河にある深いクレバス(亀裂)にはきちんと固定ロープ、命綱が張られている。これらも全てシェルパのおかげである。

 2019年秋、ダウラギリを目指していた外国人登山客は約40人で、それに付き添う形でほぼ同数、40人の「シェルパ」(実は民族名)と呼ばれる登山ガイドたちがベースキャンプとピークの間にうごめいていた。その中でも先を行っているパーティーのシェルパたちが降りたての深い雪に足跡を残す「ラッセル」を続けていたわけだ。

この記事は有料記事です。

残り2500文字(全文2862文字)

あわせて読みたい

注目の特集