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第103回全国高校野球選手権

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目指せ頂点・21センバツ敦賀気比

つなぐ野球、陰で支え 岩崎、阿竹両選手(2年) スコア記録、相手分析 /福井

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練習試合でつけたスコアを読み返す岩崎登志也選手(左)と阿竹真士朗選手=福井県敦賀市の敦賀気比高校野球場で、大原翔撮影 拡大
練習試合でつけたスコアを読み返す岩崎登志也選手(左)と阿竹真士朗選手=福井県敦賀市の敦賀気比高校野球場で、大原翔撮影

 第93回選抜高校野球大会に出場する敦賀気比の「つなぐ野球」を陰から支える部員2人がいる。2年生の岩崎登志也選手と阿竹真士朗選手は昨秋の公式戦で相手校の選手の特徴を分析。北信越大会では、アドバイスを受けた出場選手が相手投手を攻略するなど優勝に貢献した。頼もしい裏方の存在が、センバツでも躍進のカギとなる。【大原翔】

 岩崎選手は昨秋の県大会以降、記録員を任されている。「こつこつと努力を重ねられるから」と東哲平監督に指名され、スコアの書き方を一から覚えた。試合中はスコアを付けながらもこまめに見返し、「この打者はよく変化球を狙っている」といった傾向があれば投手や捕手に伝える。「スコアをつける自分だから気づけることがある」と自身の役割を全うする。他部員からも「普段から部内全体をよく見渡し、必要に応じて他の部員をサポートするなど、気配りができる」と信頼は厚い。

 阿竹選手は昨秋の北信越大会で、他校の投手の球種や癖を分析した。大会期間中に岩崎選手と2人で、敦賀気比が次に対戦する可能性のあるチームの試合を観戦。バックネット裏で投手の動画を撮影。特定の球種を投げる時に「立ち位置がさっきより横にずれた」「かすかにグラブが動いた」など細かなことでもメモ。岩崎選手とも相談し、夜のミーティングで選手らと情報を共有してきた。

 関根学園(新潟)の準々決勝の試合を観察した際は、投手が決め球にスライダーを多用すると気づき、選手らに報告。同校との準決勝で、九回裏に適時打で同点とした大島正樹主将(2年)、延長十回裏にサヨナラ打を放った東鉄心選手(同)が捉えたのはともにスライダーだった。大島主将はこの試合を「(打った選手だけでなく)チームでつかんだ勝利」と振り返る。

 センバツ初戦は茨城の強豪、常総学院と当たる。岩崎選手は「他部員と手分けして、過去の試合を動画で見てスコアを付け始めた。役立つ情報を蓄え、チームの勝利に貢献したい」。阿竹選手も「前もって動画で投手の傾向を把握し、選手に『情報のおかげで勝てた』と言ってもらえるよう頑張りたい」と意気込む。

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