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途上国へのワクチン普及 米欧、日本支援鈍く 存在感増す中露

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COVAXの支援でガーナの空港に届いた新型コロナワクチン=2月24日(ユニセフ提供・AP)
COVAXの支援でガーナの空港に届いた新型コロナワクチン=2月24日(ユニセフ提供・AP)

 世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を宣言してから11日で1年を迎えるが、ワクチンの供給は緒に就いたばかりだ。感染収束のカギを握る途上国へのワクチン普及に向け、国際的配給の枠組み「COVAX(コバックス)ファシリティー」による供給がアフリカで始まったが、主要7カ国(G7)の米欧などでは支援の足取りは重い。

途上国、ワクチン供給の次は管理が課題

 2月24日、アフリカ西部ガーナにCOVAXによる新型コロナワクチンの世界配布第1号が航空便で届いた。インドで製造された英アストラゼネカのワクチン60万回分で、ガーナ政府は3月から医療従事者などを対象に優先接種を始めている。世界でワクチン争奪戦が激しくなる中、国際協調政策が第一歩をしるした形だ。アフリカ連合(AU)疾病対策センターのヌケンガソン所長は「アフリカの新型コロナとの闘いで決定的に重要な瞬間だ」と歓迎する声明を出した。

 この1年で、世界のコロナ感染者は1億2000万人に迫り、死者は260万人を超えた。COVAXは、2021年中に全ての国が最低でも人口の2割に接種できるよう、20億回分のワクチン確保を目指している。資金面ではG7各国の追加拠出表明もあり、低所得92カ国向けの年内目標の9割を集め、当面の危機を脱した。

 今後は実際にワクチンの現物を入手できるかが大きな課題となる。2…

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