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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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北茨城、高さ7メートルの防潮堤 「危険察知の手段減った」

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2階の客室から防潮堤を見つめる渡辺さん。かさ上げにより海を見渡すことはできなくなった=茨城県北茨城市磯原町で2021年2月24日午後4時16分、田内隆弘撮影
2階の客室から防潮堤を見つめる渡辺さん。かさ上げにより海を見渡すことはできなくなった=茨城県北茨城市磯原町で2021年2月24日午後4時16分、田内隆弘撮影

 国道6号を北上し、北茨城市内に入ると、長城さながらのコンクリート堤が右手に続く。東日本大震災の後、県がかさ上げを進めている、高さ7メートルの防潮堤だ。

 防潮堤の階段を上がると、大北川の河口と冬の日差しにきらめく海原が広がった。その向こうには景勝地・天妃山も見える。海鳥が心地よさそうに波間に揺れていた。

 河口脇にある温泉旅館「としまや月浜の湯」(同市磯原町)の売りの一つが、この眺望。しかし、かさ上げで2階客室からの視界は遮られた。磯原温泉の源泉を引いた最高級の部屋は、値下げを余儀なくされた。

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