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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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被災地で砕かれた自負 旧大川小で慰霊法要続ける薬師寺の僧侶

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「震災を風化させず、命に向き合っていきたい」と語る大谷徹奘さん=奈良市の薬師寺で2021年3月4日午後0時23分、加藤佑輔撮影
「震災を風化させず、命に向き合っていきたい」と語る大谷徹奘さん=奈良市の薬師寺で2021年3月4日午後0時23分、加藤佑輔撮影

 東日本大震災による津波で児童74人と教職員10人が犠牲となった旧大川小学校(宮城県石巻市)を毎年3月11日に訪れ、慰霊法要を続ける僧侶がいる。薬師寺(奈良市)の執事長、大谷徹奘(てつじょう)さん(57)。被災地で気付いた自らの弱さと、僧侶としての役割。この10年で培った経験を胸に、これからも命に向き合い続ける。

 1999年ごろから東北の寺院や企業、学校などを訪ねて法話を重ねてきた。震災で知人の安否や現地の様子が気になり、宮城県の友人の案内で石巻市内を車で回ったのは発生翌月の2011年4月。津波で粉砕された家屋、折れた電柱、いびつに積み上がった車……。記憶にあった美しい景色が荒れ地と化した惨状に言葉を失った。

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