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子どもたちの伝言

子どもたちが抱える学校内外での課題を、執筆者と一緒に考えます。

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学校現場をみつめて/181 卒業式/上 一番の思い出の場 /四国

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 学校現場を離れて18年が過ぎました。中学校教師として勤務していたことが懐かしく思い出されます。先日講義が終わった後、ある学生から「教師として一番の思い出は何ですか」と聞かれました。そこで「卒業式」と答えたのです。

 学校という場は「喜怒哀楽」の毎日であり、夢や希望を追い求めていても、うまくいかないことが多く、落胆や失望の連続だったように思います。人と人とのかかわりは決して簡単なことではありません。指導がうまくいかず、自分は教師に向いているのかと自問自答を繰り返したこともありました。それでも教育者として使命を負っているのだと言い聞かせながら歩んでいったように思います。

 最上級学年を担任したときは、卒業式を迎えるまでは、あと何日と日めくりをめくりながら、重荷から解放されたいと願うこともありました。反抗的な生徒たちから早く逃げ出したいと思っていたのです。ともあれ卒業式が無事に終わるようにと祈りながら当日を迎えたのです。

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